Notes開発者のためのXPagesデザインレシピ

簡単でCoolなXPagesアプリケーションを作るための情報を発信していきます

連続講座

連続講座⑪ 表示モードのレイアウトを調整する

本日のゴール

XPageの利点は、編集モード、参照モードを元から持っている点ですが、欠点としては参照モードのレイアウトを指定する項目がありません。
ここでは参照モードで生成されるタグに対して、デザインの調整を行います。
【完成イメージ】

 

テキストを上下中央にする

編集ボックスなどの編集モード用コンポーネントにはBootstrapのCSSクラスを指定してデザインの調整できますが、参照モードでは割り当てたCSSクラスは適用されません。
参照モードのデザインを調整するには、外側のHTMLタグに対してCSSクラスを指定します。
※ココで割り当てるオリジナルCSSクラスは「連続講座⑧ フォームを作る①:フォームのレイアウト」で定義済みです。

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編集ボックスの参照モードではCSSクラスが適用されないため、上寄せになってしまう。
回避するには外側にある<div>タグに対してCSSクラスを指定する。
※左の画面は、わかりやすくするために開発者ツールで色を変更

2

編集ボックス、計算結果テキストの外側にある<div>タグに
「org_text_center」
CSSクラスを追加する。

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ブラウザでプレビューし、表示内容を確認する。

 

複数行編集ボックスに高さを持たせる

複数行編集ボックスは、編集モード時の行数(高さ)は指定できますが、参照モードでの行数指定できないので、CSSクラスを指定します。
※ココで割り当てるオリジナルCSSクラスは「連続講座⑧ フォームを作る①:フォームのレイアウト」で定義済みです。

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複数行編集ボックスの参照モードは、入力した文章の行数に合わせて高さが変更されるが、本文であることをわかりやすくするため、CSSクラスを指定する。

2

編集ボックス、計算結果テキストの外側にある<div>タグに
「org_min_h100」
CSSクラスを追加する。

3

ブラウザでプレビューし、表示内容を確認する。

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【注意】
複数行編集ボックスの<div>タグには「org_text_center」を指定しない。
指定すると、本文が上下中央揃えになっていまい、見にくくなる。