Notes開発者のためのXPagesデザインレシピ

簡単でCoolなXPagesアプリケーションを作るための情報を発信していきます

連続講座

連続講座⑦ CSSを書いてみる

本日のゴール

本日はCSS(Cascading Style Sheets)を使って、タイトルの装飾を行います。
スタイルシートは基本的にリソースとして定義しますが、デバッグする際にはXPage上に直接書く場合もあります。
複数のスタイルシートを読み込んだ場合、後から読み込んだものが有効になります。
どのスタイルが適用されているか?はブラウザの開発者ツールを使って確認します。
【完成イメージ】

 

リソースファイルに書く

1

リソース>スタイルシートから「css/original.css」を開く。

2

タイトル用のCSSクラスを追加し、スタイルシートを保存する。
ソースは、【オリジナルCSSクラス④】を参照。

3

タイトル用の<h2>タグに、作成したクラスを指定する。
ソースは、【タイトル用HTML】を参照。

4

ブラウザでプレビューし、表示内容を確認する。
下記の点を確認する。

  • ビュータイトルの文字がグレーになる
  • ビュータイトルの左にオレンジ色の縦棒が表示される

5

同じ変更を
最終更新日XPage(modifiedsort_vw)
にも行う。

【オリジナルCSSクラス④】

/* title */
.org_title
{
    border-left:solid 5px var(--main_color);
    padding:5px 10px;
    color:#6c757d;
}

【タイトル用HTML】

<h2 class="org_title">タイトルソート</h2>

 

XPageに直接書く(デバッグ、テスト実装用)

一時的なテスト用でCSSクラスを追加したい場合は、XPage上に直接クラスを記述する場合がある。
また、一時的にCSSクラスを上書きしたい場合にも、XPage上に直接記述する。

1

XPage(subjectsort_vw)を開き、Bootstrapアイコン用のリンクタグ<link>の後ろに<style></style>タグを追加する。

2

<style>タグの中にビュータイトル用のCSSクラスを定義する。
ソースは、【オリジナルCSSクラス⑤】を参照。

3

ブラウザでプレビューし、表示内容を確認する。
下記の点を確認する。

  • ビュータイトルの左に青色の縦棒が表示される
  • ビュータイトルの文字はグレーのまま

【解説】
CSSクラスは下に行くほど優先されます。
①CSSファイル上に定義されたクラス
②XPageやHTML上に定義されたクラス
③HTMLタグのstyleプロパティに定義されたCSS
この例のようにクラスの一部だけを書き換えることもできます。

4

追加した<style></style>を削除し、XPageを保存する。

5

ブラウザでプレビューし、表示が元に戻っていることを確認する。

【オリジナルCSSクラス⑤】

.org_title{
    border-left:solid 5px blue;
}