はじめに
ChatGPTから適切な回答を得るにはこちらの要望を正しく伝える必要があります。なぜなら、生成AIは人間のように「これはどういう意味ですか?本当に聞きたいことはコレですか?」など質問の意図を聞き返したり、本質を確認する「問いを立てる」という機能をまだ持っていないからです。
今回は質問の書き方を研究します。有効な質問テンプレートが発見されたら、Notesクライアント上にボタンなどで実装して、誰でも同じ結果が得られるようにしてみて下さい。
質問者を設定すると回答が変わる
「質問者:○○」と記入し、その後質問を記入してみます。質問者を指定するだけで誰に対する回答か?が具体的になり適格な回答を得られるようになります。
【質問者:小学生】
【質問者:30代男性】
人格を指定すると回答が変わる
GPTに人格を設定すると回答の語尾、言い方に変化を付けることができます。
【あなたはティーンエイジャーの女性です。語尾は「にゃ」です】
評価を記号化して答えて貰う
生成AIは文章で回答することもできますが、回答方法、評価方法を記号に指示すれば見やすい回答を得ることができます。
文章の分類、カテゴリを考えて貰う
分類、カテゴリと文章を指定し、自動的に文章を分類することもできます。人間がカテゴリをつけると、人によってばらつきが出ますが、生成AIを使って自動カテゴリの方が統一感を持ったカテゴリを付けられるかもしれません。生成AIから得たレスポンスを文書に保存する方法は「NotesクライアントからChatGPTに質問してみよう(前編)」を参照して下さい。
最後に
生成AIを使いこなそうとすると、他人に自分の要望、質問意図を使えるか?の訓練になるのではないかと思います。生成AIの使いこなしによる訓練でより良い人間関係、エンゲージメント構築の一助になるかもしれません。